アレルギーの症状がいつでるかはわかりません。
離乳食を始めると心配になるのが、食物アレルギー。
卵や乳製品など、はじめて食べさせるときはドキドキしますよね。
でも、アレルギー症状がでるのは、はじめて食べた時だけではないんです。
私の息子は、卵アレルギーです。
生後9か月で卵黄を食べたら、じんましんがでました。
息子がアレルギーの症状がでたのは、卵の黄身をあげるのは6回目のときに、食べさせて3時間後でした。
症状も食べてすぐ出ると思ってたけど、息子の場合は違ったんです。
このとき、とっても焦ってしまった経験から、離乳食を始める前にアレルギーについて知っておくことが大切だなと実感しました。
アレルギーについて極端に恐れる必要はないけど、適切に行動できるように準備しておくことは大切です。
私の経験談をこれからお話しますね。
もし、あなたの子どもにアレルギー症状がでたらどう行動するか、考えながら読んでみてください。
赤ちゃんが卵アレルギーとわかるまでの話
離乳食でのたまごの進め方
生後5か月で離乳食をはじめ、アレルギーが出やすいという卵を試すのをためらっていたら生後9か月に。
もう離乳食後期に入り、手づかみ食べをしていました。
そろそろ卵を食べさせてみなきゃと思い、固ゆでのゆで卵の黄身を耳かき1さじという少量を食べさせました。
月曜日に耳かき1さじ分食べさせて、3日後の木曜日にまた耳かき1さじ分食べさせました。
翌週も月曜日と木曜日を卵を試す日と決めて、徐々に食べさせる量を増やしていきました。
日にち(例) | 黄身の量 |
3月3日(月)朝8時 | 耳かき1さじ |
3月6日(木) | 耳かき1さじ |
3月10日(月) | 耳かき2さじ |
3月13日(木) | 耳かき2さじ |
3月17日(月) | 小さじ2分の1 |
3月20日(木) | 小さじ1 ⇒じんましん出た! |
じんましんがでた!
上の表のように進めていったのですが、3月20日(木)朝8時に小さじ1あげた日に、じんましんが出ました。
アレルギーの症状というと、食べたらすぐ出るイメージがありませんか?
私もそう思っていましたが、息子は食べてすぐは出ませんでした。
食後におむつを替えて、すぐ寝てしまいました。そのときは、体に異常なし。
寝てから3時間、11時すぎて起きてきたのですが、息子のお腹を見てびっくり!!
お腹全体が赤くなり、おへその周りにじんましんが出ていました!
よくみると、目の周りも腫れているような感じでした。
かかりつけの小児科へ連絡するも診てもらえず
私はおどろき焦ってどうしたらいいのかわからない状態に。
この日、たまたま夫の仕事が休みで家にいたので、夫が冷静に「まずは、かかりつけの病院に電話したら?」と言ってくれました。
かかりつけの小児科に電話してみると、(このとき11時半)
息子がたまごを食べてじんましんがでたのですが、
みてもらえますか?
すみませんが、もう受付時間終了していますので、
他の病院に行かれてください。
”受付時間を過ぎていたら見てもらえない。”
普通に考えれば当たり前ですが、このときは気が動転していたのでショックでした。
アレルギーの症状がでたら、いつでも見てもらえるという考えが、私の頭の片隅にあったのかもしれません。
はじめての食材を食べさせるのは、平日の病院が開いている時間帯にと言われているのに。
かかりつけの皮膚科へ
かかりつけの皮膚科に電話をして、12時まで受付しているとのことだったので、急いで皮膚科に連れて行きました。
皮膚科では特に処置できないということでしたが、緊急性は低そうとのこと。
そして、アレルギー専門の小児科を教えていただきました。
すぐさまアレルギー科の小児科へ
皮膚科で紹介してもらった小児科へ電話連絡して移動。
診察してもらって、アレルギーかどうか検査するために採血を行いました。
処方された薬
- じんましん用に塗り薬(レスタミンコーワクリーム)
- アレルギーの症状が出たときに使う飲み薬(ニポラジン小児用)
赤ちゃんが卵アレルギーと診断された
1週間後、また小児科へ。
血液検査の結果、卵アレルギーと診断されました。
食物アレルギーの説明
血液検査の結果の紙を見せられて、アレルギーについての説明を受けました。
アレルギーは、クラス0~6まで分かれています。
クラス0 | 陰性(アレルギーでない) |
クラス1 | 疑陽性(アレルギーかもしれない) |
クラス2~6 | 陽性(アレルギーだよ) 6になるにつれて症状が重くなる |
息子は、卵黄がクラス2、卵白がクラス3でした。(このとき生後9か月)
卵を食べさせない日々
ひとまず、卵を食べさせない食事をします。
卵そのものはもちろん、ベビーフードやパンやお菓子などにも卵が使われていないものを選びます。
食品を買う時は、必ずパッケージの成分表を見るようになりました。
卵の負荷試験
アレルギーと診断を受けてから半年後。息子が1歳3か月のとき。
再度小児科へ行き、血液検査をしました。
結果は、
- 卵黄…クラス3
- 卵白…クラス4
数値的に、アレルギーがひどくなってる!!!
数値でみるとひどくなっていましたが、実際はどうなのかわからないため、食べてみてどんな症状がでるのかorでないのかを調べることになりました。
これを、負荷試験といいます。
小児科で予約をして行いました。
(検査は、毎日午前1人、午後1人なのですが、2か月先まで予約で埋まっていました。アレルギーの子が多いんだなと実感。)
持ち物
- ゆで卵の黄身1つ(沸騰してから20分以上ゆでた卵。お湯からだしてすぐ殻をむき白身と黄身に分ける)
- ケチャップなどこどもが好きな調味料(卵だけだと食べない場合に味付けして食べさせる用)
- スプーン
- 飲み物
- おもちゃ、絵本(3時間小児科で待機するので時間つぶし用に)
8:45 | 診察。血圧測定。 |
9:00 | 黄身5g食べる。⇒異常なし |
9:30 | 残りの黄身全部食べる。 |
小児科で様子見。(待機) | |
12:00 | 特に異常なし。 |
卵黄の負荷試験はクリア!
クリアしたら、家でも黄身を少しずつ慣らしていくことになります。
週に2~3回、ゆでたまごの黄身や卵黄ボーロなど卵黄が使われているお菓子をあげます。
私は、これを利用しています。アカチャンホンポで購入しました。
2回目のじんましん
負荷試験をクリアしてから、週2回家でゆでたまごの黄身や卵黄ボーロを食べさせていましたが、ある日またじんましんがでました。
卵黄ボーロをいつもより多くあげてしまった日、食べてから3時間後にじんましんがでました。
今度は、はじめて出た時よりもたくさん。
全身が真っ赤になり、顔、首、お腹、背中、股にぶつぶつが。
15:00 | おやつで、卵黄ボーロを食べる。 |
17:00 | 外出(親戚と夕食を食べにいくため) このときは異常なし。 |
18:00 | じんましんに気づく。(飲食店で) アレルギーの飲み薬を飲ませる。 |
20:00 | 赤みがひいてきた。 |
翌朝 | じんましんは消えていた。 |
3回目のじんましん
1歳11か月のとき、朝食にPascoのフォカッチャを食べさせました。
2時間後、口のまわりに赤いぽつぽつが。
その30分後、口のまわりは消えていたけど、今度は目の周りにじんましんが出ました。
赤く腫れて痛々しい。
かゆいみたいで、目をこすってました。
かわいそう…
フォカッチャは、卵は使われていない商品なのですが、こんなただし書きが↓
「本品と同じ設備で卵を含む製品を製造しています。」
フォカッチャ自体には卵は使っていないけど、同じ設備で作っている他の商品で卵を使っている。
だから、アレルギー反応が起こる可能性もありますよ、ということ。
この表示がある商品は、気を付けないといけませんね。
じんましん自体は、その日の夜にはおさまっていました。
卵アレルギーっ子のインフルエンザ予防接種
インフルエンザワクチンには、卵の成分が微量に含まれています。
インフルエンザウイルスを増殖するのに卵が使用されているからです。
じゃあ、卵アレルギーの人は、インフルエンザの予防接種できないの?
卵アレルギーの程度によりますが、インフルエンザの予防接種はできますよ。
アレルギーの程度が重ければ、慎重に考える必要があるけど、クラス4の息子なら大丈夫とのこと。
息子も11月に予防接種をしました。
卵アレルギーのその後
卵黄の負荷試験をクリアした息子。
次は、卵白の負荷試験が待ってます。
医師からは、半年後に挑戦してみましょうと言われています。
2020年夏前に再度小児科を受診して、血液検査をし、卵白の負荷試験を実施することになると思います。
また負荷試験が終わり次第、更新しますね。