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〈1歳半検診ですすめられた!〉「ことばかけ」のための6つのヒント

子育て
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 息子の1歳半検診で、ことばの相談を受けました。1歳半では、早い子は「ぶーぶー」「まんま」など、いくつか言葉をしゃべるようになっていますが、息子はまだ「ば」「うん」くらいしか話しません。

 言葉をしゃべるようになるのは、本当に個人差が大きいです

 実際、私が保育士として働いていた時にも、なかなか言葉をしゃべるようにならなかった子が、4歳5歳になるとめちゃくちゃおしゃべりさんになっていたということがわりとありました。

 だから、息子がまだしゃべらないのを特に気にはしていませんが(早くしゃべるようにならないかな~とは思います^^;)、専門家から見た息子の状態はどうなのかを一応知りたかったので、ことばの相談を受けることに決めました。

 言語聴覚士さんとの面談のなかで、「ことばかけ」について教えてもらったので、みなさんにもご紹介しようと思います。まだ言葉をしゃべらない0歳の赤ちゃんから使える方法ですので、ぜひやってみてください。

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赤ちゃんの動きを真似してみる(ミラリング)

 赤ちゃんは、自分と同じ動きをしてくれる大人に興味をもちます。

 また、赤ちゃんは、大人の動きや様子を真似するのが得意。大人のすることをよく観察しています。

 大人にやってほしくて、赤ちゃんのほうから誘いかけていることもあります。

 赤ちゃんの動きを真似することで、赤ちゃんの他者とコミュニケーションをとるための姿勢が身に付きます。

赤ちゃんの出す声や音を真似してみる(モニタリング)

 赤ちゃんが発する声「ぶー」「あー」などを真似してあげると、音を出すことは楽しいと思うようになります。この「ぶー」「あー」は、言葉を発する練習にもつながります。

赤ちゃんの気持ちをことばで言ってあげる(パラレルトーク)

 赤ちゃんは、自分の気持ちを言葉で表現することはまだできません。自分の感情を表すためにどう言えばよいのかも知りません。

 そこで、大人が赤ちゃんの気持ちを代弁してあげる必要があります。

 赤ちゃんがごはんを食べているときに、「おいしいね」などと言ってあげることで、赤ちゃんは「こういうときは、おいしいって言えばいいんだ」ということが分かり、時期が来ると「おいしい」と言えるようになります。

 しかし、大人が言いすぎてしまうと困ることも。

 2歳3歳になってからも、大人が先回りして「これがしたいの?」「これは○○だね」などと言いすぎると、子どもは自分でしゃべる必要がないと判断してしまい、言葉がなかなか出なくなる場合もあります

 0歳1歳でも、ごはんを食べているときに「おいしい」とは言えなくても、笑顔で「うー」「あん」「うふふふ」など言って、おいしいやうれしいの気持ちを表現することはあります。

 その発声や表情のあとで、大人が「そうね。おいしいね。」と、赤ちゃんの気持ちを共感してことばで言ってあげるのがよいでしょう。

大人が自分の行動や気持ちを口にする(セルフトーク)

 大人が、自分の行動を言葉で表すと、赤ちゃんはその大人の姿を見て、言葉の意味を知ることができます。

 たとえば、洗濯物を干すときに、「洗濯物を干そうね~。今日は天気がいいからよく乾くかな」と言ったり、探し物をしているときに「リモコンがなくて探しているの。どこにあるのかな?困ったね」と言ったり。

 物の名前や行動、気持ちを言葉にして言うことで、赤ちゃんは大人の発言や表情、行動を見て学んでいきます

間違えたことばをさりげなく直す(リフレクション)

 子どもはよく言い間違えをします。

  • テレビ⇒てべり
  • ヘリコプター⇒へりぽくたー
  • とんぼ⇒ぼんと  など

「てべりじゃないでしょ。テレビよ。ほら、言ってごらん。て・れ・び」などと言い間違えを直させようとすると、言い間違えることを恐れてことばを発しなくなる可能性もあります。

 言い直させたり、訂正したりするのではなく、さりげなく正しい言葉を言い返してあげるのがよいです。

ぴぴお
ぴぴお

あ!へりぽくたー!

ぴぴまる
ぴぴまる

ほんとだ!ヘリコプターだね。

子どものことばを広げて返す(エクスパンション)

 こどもの発言を受け止めてあげ、そこから話題を広げてあげるのもよいです。

たとえば、

ぴぴお
ぴぴお

うわぁ!おおきいぶーぶー。

ぴぴまる
ぴぴまる

ほんとだ!トラックおおきいね!どこに行くのかな。

 

 こどもが発言したということは、それに興味をもったということなので、その発言から話題を広げてあげると、子どもの頭にも残りやすいでしょう。

焦りすぎないことも大切

 「ことばかけ」の6つのヒントをご紹介してきましたが、まだことばをしゃべらないからといって焦りすぎないことも大切です。

 親が必死になっている姿から、子どもがプレッシャーを感じてしまうと逆効果です。その子のペースでしゃべるようになるので、ゆっくり見守りましょう。

 ことばを話せるようにするために、「ことばかけ」をしなきゃ!!と意気込む必要もありません。日常生活のなかでの自然な関わりで十分です。

 心配なら、子育て支援センターなどで言語聴覚士さんを紹介してもらい、相談してみるのもよいと思います。特に、お子さんと目が合わない、声を発しない、無表情ならば、相談したほうがよいそうです。

テレビ・スマホには注意

 テレビやスマホを視聴しすぎないように気を付けましょう。

テレビ・スマホのデメリット

  • こちらの問いかけには答えてくれない。
  • こちらの意思とは関係なく、どんどん勝手に話したり情報が流れたりする。

 ことばの発達の邪魔になる可能性もあります。1日合わせて2時間までが目安です。

 食事中、授乳中もテレビやスマホは見ないようにして、子どもとアイコンタクトをしっかりとるようにしましょう。

 特に、授乳中は、赤ちゃんはママの顔をよく見ています。ママもそれに応えてあげるように視線を合わせることが重要です。

 話しかけても目線が合わない子どもにならないためにも、授乳期からの心掛けが大切です。

言語聴覚士さんとの面談

息子くんは、まわりの大人とコミュニケーションをとろうとする姿勢がみられるし、単語にはなってないけど声をたくさん発しているので、このまま様子をみて大丈夫でしょう。

 今はまだ、物とその名前が脳のなかで結びついていない、単語を蓄えている時期かなとも言われました。

 徐々に物と名前が結びついてきて、ことばを発するようになると思われるので、それまでは「ことばかけ」のためのヒントを参考にして、息子と関わっていこうと思います。

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