離乳食をはじめるとき、なにを準備したらいいのかわからなくて困りますよね。
- 離乳食調理グッズ
- お皿、スプーン
- 食事エプロン
- イス
準備するものがたくさん!
なかでも椅子は、他のものと比べて結構お金がかかります。
- ためしに買ってみたけどうちには合わなかった。
- 長く使えず、また買いなおすはめになった。
これは避けたいですよね。
この記事では、保育士である私がどんな椅子が最適かを解説しています。
この記事でわかること
- 椅子選びのポイント4つ
- おすすめの椅子2つ
- おすすめしない椅子2つ
- 離乳食初期・中期の椅子について
離乳食期から小中学生まで使える椅子をおすすめしてます★
離乳食初期
いきなりイスに座らせなくていいですよ。
赤ちゃんも、母乳やミルク以外にはじめて口にするのに、これまたはじめての場所に座らせられると、怖がってたぶん離乳食を食べてくれません。
最初は、赤ちゃんをママの膝の上に座らせて、安心できる状態で10倍粥をあげるのがいいですよ。
離乳食に慣れてきたら
離乳食をはじめて1か月くらい経って、赤ちゃんも慣れてきた頃に、イスを導入しましょう。
このときは、まだあかちゃんの腰が座ってない子が多いと思います。
腰が座ってない時期におすすめなのが、ハイローチェア。
赤ちゃんが生まれる前か生まれてすぐに購入している方も多いかな。
ハイローチェアは、バウンサーとは違って、座面の角度を変えられるようになっています。
赤ちゃんの姿勢が苦しくないような角度にセットして、座らせて離乳食をあげると楽ですよ(^^)
ハイローチェア持っていないんだけど、買ったほうがいい??
ハイローチェアを持っていない人は、わざわざ離乳食のために買う必要はないです!
値段もわりとしますし、場所もとりますよね。
ハイローチェアがない人は、次で紹介する離乳食用のイスを購入しましょう!
腰が座りきってない場合は、イスの背もたれと赤ちゃんの背中にクッションやバスタオルなどを詰めてあげるといいですよ!
イス選びのポイント4つ
離乳食中期頃からのイス選びのポイントは次の4つ。
- 足の裏が床や板にしっかりとつく。
- 赤ちゃんが落ちないようにベルトなどがついている。
- 机の高さに合った、または調節可能。
- 汚れても片付けやすい素材。
それぞれ解説していきますね。
足の裏が床や板にしっかりとつく
足の裏を床につけて、体のバランスがとれた状態で、赤ちゃんはしっかりと食べ物を噛むことができます。
大人でも、足が床に届かないイスでは不安定で、食事中も気が散りますよね。
でも、赤ちゃんの成長に合わせて買い換えるのも大変。。
イスが高くて足が床につかないときは、踏み台を使うという方法もありますよ!
ハイチェアなら、足板が調節可能なものが便利!
赤ちゃんが落ちないようにベルトなどがついている
ひとりでお座りできるようになったとはいえ、まだまだ不安定ですよね。バランス崩して倒れることもよくあると思います。
赤ちゃんがイスの隙間から落ちないように、
- 股の部分にベルトがある。
- 取り付け可能の器具がオプションである
ずり落ちないように工夫されているイスを選ぶことが大切です。
机の高さに合ったイス、または調節可能 なイス
ダイニングテーブルの高さに合ったイスを使いましょう。
座面や足板の調節ができるタイプは便利!
- テーブルの高さに合わせられる。
- こどもの成長に合わせて高さを変えられる。
⇒長く使えてとっても便利です。
低い机で食事をする場合は、木製のローチェアや豆イスがいいですね。
汚れても片付けやすい素材
こどもの食事は、とにかく汚れます。びっくりするくらい汚れます(笑)
最初から上手に食べられるこどもはいないので、汚れるのは仕方ないです。
だから、汚されても大丈夫な状態にしておきましょう。
木製やプラスチック製のイスは、水拭きできるので後片付けが楽です!
おすすめのハイチェア2つ
おすすめのハイチェアはズバリ
ストッケとマジカルチェア!
マジカルチェアは、私が実際に使っているイスです。
ストッケ
北欧生まれの子ども用家具、ストッケ。
- 座面、足板が調節可能
- 別売り付属品が豊富(背もたれ、ガード、ハーネス、クッションなど)
- 水拭きできる素材
- 耐荷重85kgで長く使える。
- 新生児からつかえる別売り付属品もある。
マジカルチェア
ストッケに比べると、だいぶお値段が安いです!
うちでも実際に使っています。
- 座面、足板が調節可能
- ずり落ちないようにバーとベルトがついている。(取り外し可能)
- 水拭きできる素材
- 耐荷重約50kgで長く使える。
おすすめのローチェア
家でローテーブルを使用している人は、ローチェアや豆イスがおすすめです。
こちらは、足板が2段階で調節可能、折りたたんで持ち運ぶこともでき、便利ですね。食事以外でもなにかと使えそうです。
豆イスは、音がならないタイプがいいですよ。
離乳食におすすめしないイス
私がおすすめしないイスは、次の2つ。
- バンボ
- テーブルチェア(テーブルに取り付けるタイプのイス)
どちらもよく使われているイスですが、体の発達から見ておすすめできません。
その理由をそれぞれ解説しますね。
バンボ
バンボは、首がすわった5か月くらいから座らせることができます。
でも、腰がまだ座っていない赤ちゃんをバンボにはめて座らせるのは、発達上よくありません。腰に負担がかかっちゃいます。
それと、座らせると足がぴょんと前に出る感じもよくないです。
床に足の裏をつけることで、しっかりと噛むことができます。
でも、バンボに座ったら床に足はつかない。しっかりと噛む練習ができなくなっちゃいます。
しっかり噛むことであごが発達していくので、噛めるように環境をととのえてあげましょう。
テーブルチェア
テーブルチェアは、テーブルに取り付けるタイプのイスです。
テーブルチェアに座ると、足はぶらんぶらんします。
これも、しっかり噛むことができませんね。
また、座ると沈み込むので、腰の発達にもあまりよくありません。
使える期間も短いというデメリットもあります。
離乳食で使うイスのまとめ
離乳食で使うイス選びのポイント
- 足の裏が床や板にしっかりとつく。⇒しっかり噛める!
- 赤ちゃんが落ちないようにベルトなどがついている。
- 机の高さに合ったもの。調節可能だと長く使える!
- 汚れても片付けやすい素材。⇒自分で食べる意欲が育つ!
これから、お子さんがたのしく意欲的に食事ができるといいですね!